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口碑によれば当時、金子備後守元宅は東予全軍の指揮をとるため高尾城(西条市氷見)に行き、兄に代わって金子城を守っていた弟の対馬守元春は、落城後戦で亡くなった人達の菩提を弔うため仏門に入り、奥州(福島県いわき市)の長源寺へ行き卓眼和尚の下で修行を積み、後に故郷の地に帰って生残りの者や戦死した子孫と力を合わせ、この戦で亡くなった将士の菩提を弔うため、金子城の館跡に一寺を建立し、松樹林正法山慈眼寺と呼びました。
時は元和年間と伝えられており、また関庵本微和尚は対馬守元春の後身といわれております。当時のお寺は今のような規模ではなく、現在の庫裏は本堂兼住居であり屋根も茅葺きでした。徳川時代の後半になり現在の本堂、玄関、拝殿と次々に建立し、今の様な規模のお寺になりました。
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慈眼寺の庭は、池を中心に茶亭、東屋が配された回遊式庭園。春には丹精込めて手入れされた草木の花が一斉に咲き競います。
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毎年11月中旬から末にかけて、慈眼寺では紅葉まつりが開催され、檀家のみなさんによる琴や笛の演奏、抹茶・甘酒のおふるまいなどが催されています。
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